アラシノチハレ

戦後最悪の国難に入っている日本、表面上は静かですが、中は火事。

広島の核廃絶という”まやかし”

 広島・長崎は被爆から77年、もう歴史の範疇です。
一方、遠くウクライナでは核は現実の危機です。
広島・長崎両市の反核運動は、ただの運動でした。

長崎もですが、広島は「核廃絶」を掲げ続けています。
これはヒロシマを忘れさせないための人寄せ、観光用の”宣材”としか思えません。

そりゃそうでしょう。
三発目の核がウクライナで破裂したら、世界の関心はウクライナに移ります。
広島・長崎は77年前でもウクライナは「今」なのですから。

そのような広島が地元である岸田首相は欲と打算を道連れに、絶対に不可能と知った上で核廃絶を唱えています。

しかし岸田首相は安全保障のための核共有も核武装も、議論さえ許しません。
市民目線ならまだしも、首相として議論まで封じるのは、核廃絶以前に民主主義を全否定する暴挙です。

核廃絶にはまず核を知らねば対応はできません。
しかしその核議論を個人的感情で一蹴する岸田首相。
支持率に影響するからでしょう。
こんな首相、存在そのものに疑問があります。

 

 そもそも核廃絶とは、核を隠し持った国が世界を支配するということです。
広島も長崎もそういう核心には触れません。
無責任ですね。

 広島や反核派は、ロシアや中共(中国)、北朝鮮やイランが核は捨てたと言えば信じる気でしょうか。
正気の沙汰ではありません。

当然のことながら、それに対抗して米英仏も核を捨てたとしながら一部の核は隠します。

こういう核保有国の核放棄をどうやって検証する気でしょうか。
そんなことは考えたことも無く、その気にもならないのでしょう。

ましてやイスラエル、インド、パキスタンに至っては核の保有さえ認めていません。
いまどき核は小型トラックに積んで移動できます。
彼らの核無しをどうやって確認する気でしょうか。

やはり、そのような案も策も無く、核廃絶を叫びながら具体的なことは他人まかせの当事者頼み。
お題目のように唱えるだけ、これこそが広島の核廃絶の正体です。

裏付けが無くても九条があれば平和は守れる、という九条信者のアホなセリフと同じです。

過去、8月の平和記念式典に参席した(前)安倍晋三首相への罵詈雑言は何だったのでしょう。
罵詈雑言を浴びせられるべきは広島と反核派ではありませんか。

今年は見栄っ張りの岸田首相ですから、拍手喝さい目当てにやってきます。
岸田氏にも核廃絶のための手段も策も何も無く、ただ唱えているだけなのにです。

今年もそろって妄想と空想に満ちた呆け者たちの式典です。
バカバカしいとしか思えません。

核廃絶ヒロシマナガサキの一部の市民の暇つぶしでもあります。
それは違うと言うなら、核廃絶を叫んで数十年、核廃絶運動の結果を示してほしいものです。
国連で演説、あそこで運動、ここで慰霊、そんなもん意味はありません。

何よりも今の核危機である、ロシアには核発射反対のため、核廃絶のため、誰を送ったのでしょうか。
誰も送ってないし行かせる気もないでしょう。
ヒロシマと言う名の被爆詐欺、そのまんまです。

ヒロシマナガサキ、キシダの戯言(ざれごと)に惑わされてはならならないと確信します。
彼らの叫ぶ核廃絶こそ現実無視であり、被爆犠牲者と世界平和への裏切りです。

 77年前の核にこだわり続けて未来を危うくすることは許されません。

岸田氏は、総理大臣たるもの、みずからの立ち場を自覚すべきです。
過去にこだわりたければ、国会議員を辞めて地元の歴史家にでもなるべきでしょう。

岸田首相には転職をお勧めします。