アラシノチハレ

戦後最悪の国難に入っている日本、表面上は静かですが、中は火事。

バイデン訪日

 その「多様な社会」実現を目指し、乙武洋匡氏は20日、参院選に無所属で立候補することを表明しました。

この「多様な社会」。
「多様な社会」派は「一様な社会」を認めず全否定します。
一様な社会も多様な社会の一つなのに、です。

「多様な社会」、もううんざりです。
乙武氏の目指す「多様な社会」も同じでしょうか。

 バイデンは20日、視察したサムスン電子を去る際に「ありがとうムン(前大統領)と言った直後にユン(現大統領)と言い直しました。
呆けているバイデンにはムンもユンもどっちでもいいのでしょう。

バイデンが韓国に先に行ったのは、岸田首相(以下岸田)の正体を見ながらですから、そういうところを間違えないのは、まだ多少は正気なのかもしれません。

そして来年のG7は広島で行われる可能性があります。
これは広島という選挙地盤と、自己の利益のみを追求する岸田の生き方をよく表しています。

いやいやG7の広島はアメリカが言い出したのだ、というのは当てにはなりません。
財務省、そして地元広島とおのれありて、国家国民は無し」
これが岸田首相の基本姿勢に思えます。

オバマにしたようにバイデンにも被爆都市と核廃絶を売り込むのでしょう。
一体いつまでそれを続ける気なのか。
何十年続けようと、広島にも岸田にも核廃絶の実績は毛ほどもありません。

賽の河原で「核廃絶反核ぅ」と唱えながら永遠に石を積むだけのような反核運動は、知恵も何も無い恐ろしくなるような空疎な被爆都市と岸田首相を表しています。

 ロシアへの制裁も岸田政権はアメリカの要求を丸呑みして日米関係を維持する気でしょう。

しかしロシア人は何があってもへこたれません。

ナポレオンもヒットラーもロシアの冬将軍に負けましたが、スターリンのロシアは町も村もみずから焼き尽くして焦土にしながら奥地へ転戦し、フランス軍やドイツ軍よりも寒いところで耐え続けて戦い、最後は勝ちました。

ロシアは、日本への制裁返しはきっとやります。
そのときバイデンは知らんぷりをし、ツケを払わされるのは日本です。

 ウクライナの戦争の経済的被害はおよそ80兆円だという試算があります。
これに瓦礫の処理から、戦災復興そして数十年は続く死傷者や遺族への手当てまで入れると100兆円はゆうに超えるでしょう。

しかしウクライナは戦災で金の工面は出来ません。
世銀やIMFもありますが、やはり先進国などからの無利子融資あるいは経済援助がとても大事です。
となると必要なのは「金」を出してくれる国です。

日本国はイラク戦争では、武器も人も出さずに最後は法外な戦費を要求されて払わされました。
もちろん国民の税金からです。
日本はウクライナ戦争でも、イラクと同じ道を歩き続けています。

アメリカもNATO諸国も出した以上のものはウクライナ復興にからめて取り返します。
でも日本は金だけ出して復興事業はみな他国に取られる可能性があります。

そりゃそうです、日本は九条にかこつけて武器弾薬を一切供与しませんでした。
ウクライナだってそんな日本に儲けさせるようなバカはしません。

誰のせい? 総ては岸田と政府のせいです。
支持率のためにも増税のためにも国会を荒らし新聞・テレビを怒らせるようなことはしたくない岸田。
その砂を噛むように不愉快な敵前逃亡外交の結果です。

加えて来年のG7が広島なら、岸田は首相の座に必死でしがみつきます。
財務省に言われるままに増税にも走り、アメリカの言いなりにもなります。
すでに外務省レベルではウクライナの戦後復興についてアメリカから釘を刺されているでしょう。

何しろ財務省官僚にさえ頭の上がらない岸田ですから、相手がバイデンとなればまさにバッファローに足を上げられ踏まれる寸前の小ネズミのようなものです。

いずれにせよ参院選が終わればウクライナどころではなく、まずは消費税からキシダ増税が始まります。

地元への利益誘導と保身に忙しく、国政も国家経済も放り投げる我利と我欲の岸田。
なぜ広島市長か県知事でなくて首相になったのか。
地元と増税のためでしょうか。

地元笑って国民は泣く、あの昭和の腐った自民党政治の再来です。

岸田政権の支持率の高さも朝日新聞社などの左翼メディアと組んでの仕掛けでしょう。
世論調査の数字なんか質問の仕方次第で簡単に上下します。
おまけにメディアは調査会社とは持ちつ持たれつのグルです。
「餅は餅屋」、専門屋にかかれば不可能なことはありません。

安倍晋三元首相や高市早苗政調会長が総裁選で岸田を担いだのは、このためだったのでしょうか。
違いますよね。

つまりは自民党の堕落。
日本がG7から転落する兆しでしょうか。
将来、あの岸田のときが日本崩壊の始まりだったと思い返す日がくる可能性が日に日に高くなりつつあります。