引き際は、いさぎよく
もちろん小泉氏が菅首相と何を話したかは不明であり憶測でしかありませんが、小泉氏は解散に反対したというのですから、やはり政局の話しだったとみて間違いないでしょう。
でも思考力無しの小泉氏には３０分の意味は理解できなかったに違いありません。
おかげで菅首相の人材不足も公にバレてしまいました。
コロナ対応での右往左往もそのせいかもしれません。
小泉氏が万が一にも菅首相の相談役でもないでしょうが、地元での人気にも陰りが出ているようで、崖っぷちの二人で愚痴でもこぼしあったのでしょうか。
菅首相がまさかね、ですが。
菅首相の明日は遠ざかりつつあります。
自民党内でも政権延命のための解散には否定的意見が続出しています。
こういうときは政治であれ何であれ、筋道に沿って粛々と進むのが一番ではないでしょうか。
党役員人事を行って二階氏を追い出し、内閣改造をやって小泉氏を蹴りだし、菅氏の他に岸田氏、高市氏など志ある各氏をもって総裁選を行い、誰が総裁になり首相になったかを国民に明示し、その上で衆院選に堂々と臨むべきでしょう。
でもこの先どうなるのか、誰にも分かりません。
平井デジタル相は１日のテレ東の番組において総裁選では岸田氏を支持すると明言しました。
自分を任命した菅首相を否定したのですから閣僚の反乱と言えます。
でも、これは当然でしょう。
「終わり良ければ総て良し」と言われますが、訳も分からないうちに暦だけがめくれていきます。
菅首相には、未練がましく、みっともない姿をさらすのだけは止めていただきたいものです。
ここで首相の椅子にしがみつけば、この先自民党内での立場も極めて悪くなり、下手すればコウモリ男である石破氏の仲間に堕ちかねません。
政治家たるもの、引け際だけはきれいにすべきです。
比べては失礼無礼でしょうが、安倍前首相は第一次政権でも第二次政権でも未練を見せずにキレイに退きました。
だから再起ができたし、また今は期待も集めています。
未練がましく、みっともない姿を見せれば、地元の支持者も離れていきます。
人間、再起のためにも引き際はきれいにすべきです。
理想論ではありますが。
