アラシノチハレ

戦後最悪の国難に入っている日本、表面上は静かですが、中は火事。

護憲とお花畑のツケがまわってきた

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俄か軍事評論家

 ウクライナ戦争いやプーチン戦争の情報がリアルタイムでSNSにあふれるいま、新聞の存在感は完全にありません。
在日ロシア人にインタビューした記事を「意図的に歪曲」した朝日新聞も焦っているのか。

「報道しない自由」「隠ぺいする都合」「ねつ造する悪意」「インタビューは一部を切り取る作為」を乱発し続ける朝日新聞毎日新聞などにメディアとしての信頼はありません。

 一方のテレビはそれなりの速報性によって何とか生きていますが、しょせん大手新聞各社の終末処理場であり、やってることは新聞と変わりはありません。

戦後からいまに至るまでテレビが読者と視聴者に与え続けてきた洗脳と精神的なダメージは極めて深刻な後遺症をもたらせています。

彼らの自衛隊に対する姿勢も極めて卑劣で、良きことは報道せず、悪しきことは報道し、国民から自衛隊を切り離す報道に血道を上げてきました。

非核三原則専守防衛改憲反対も、みな彼らの政治への脅迫と恫喝による副産物です。
自衛隊の真実を知ることもなく、現実世界から逃避し、戦争・軍隊の四文字には顔までそむけてきました。

その結果はどうなったか。
テレビ・新聞も野党も護憲派も左翼もみんなそろって「軍事に無知、現実の戦争には無言」という哀れな現実でした。

 ウクライナでの戦争は連日報道されていますが、日ごろから軍事や戦争という言葉を忌避してきたのですから、一朝一夕で軍事のプロにはなれません。

戦術と戦略の違いさえ知らないテレビキャスターたちの無知蒙昧。
実体験はなくとも、市井のミリタリーファンのほうが新聞やテレビあるいは共産党社民党よりはるかに軍事と戦争を知っています。

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考えないヒツジたち

 かくして24時間、ウクライナ戦争に関してテレビ画面に出てくるのは司会者も含めて俄か軍事評論家の素人ばかりです。

言いたい放題の言いっぱなしで言葉に責任感なんか無いコメント芸人が人気者のようにテレビ局を飛び回れるのも、新聞テレビが素人ばかりだからです。

素人が俄(にわ)か専門家気分で占領や戦死傷者の話しを語り、ウクライナは降伏しろと言わんばかりの軽薄さには、無責任しか感じません。

なぜウクライナ人があそこまで抗戦するのか、ゼレンスキー大統領を批判するデモも集会も少なくとも表面上はありません。
ウクライナ人の抗戦の根底にあるものこそがキモなのに、そこには踏み込まず、降伏を求めるのはしゃべる事そのものがビジネスだからでしょう。

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番組に誘われた以上は視聴率に貢献し、衆目を集める暴言も吐いて何か言わねば、小遣いももらえず次からは誘いもきません。
かくして出ては放言に始まって暴言に終わる無責任。

ウクライナの悲劇を金儲けに利用して稼ぐ輩がテレビ局と一体になって電波の世界にのさばっています。

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 もはや世界は九条が生まれた時代とは一変しています。
後進国であった中国は核の超大国になり、貧乏と性病の国だった韓国は武器輸出に精を出し、北朝鮮は核とミサイルを開発し続けてその照準を日本に合わせ、ロシアは戦争の真っ只中です。

改憲自衛隊強化もいまや喫緊の課題であり、英語すら話せないくせに「話し合いで解決を」とうそぶく左翼や護憲派がのさばれる時代ではありません。

核も持とうと持つまいと戦争も悲劇も来るときは来ます。
「日本が戦争を」ではなく「周辺国が戦争を」の時代なのです。

日本軍がアジアに出ていったときは植民地の時代であり、まだ「列強からのアジアの解放」という大義が通じていました。
しかしいまは植民地は無く、開放もなく、あるのは厳然たる「侵攻」と「侵略」であり、「占領と被支配」という恐ろしき光景の現実化です。

日本人の防衛意識の高まりを期待したいと思います。

 

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