専守防衛という”まやかし”
ウクライナでロシア軍の総攻撃が始まった直後、「ロシアは新型核ミサイルの発射実験に成功した。どのような手段でも迎撃は不可能だ」
とプーチンは世界に、特に欧米日本に向けて発信しました。
核を脅迫に使い、お前たちの出方次第では撃つかもしれないぞと思わせるプーチン。
敵を殺す道具ではなく、人を殺す道具の開発に血道を上げるロシアの狂人プーチン。
いま過去の戦争を流してチンピラ芸人に善人のふりをさせても、白けるだけと思っているのでしょう。
ウクライナでは国民の死体が増え続けています。
拷問、生体切断、処刑、でもロシア兵もウクライナ兵も平気です。
そこにあるのは、日本人の平和観や見掛け倒しの愛は一切通じない、まぎれもない世界の現実です。
日本のマスコミは偽善の塊りですから残酷な映像はボカシが入っていますが、海外のメディアは正直で、人間とはこういうものだよとばかりにボカシ無しで報道しています。
日本のマスコミは本当に偽善の塊りです。
人道回廊とやらが布かれてマリウポリなどでは避難が始まりましたが、避難ができないのか、想定以下の少数しかいまだ避難できていないようです。
端からその場所を離れる気がないのかもしれません。
避難したところでロシアがいればいずれ殺される、なら住み慣れたこの場所で、どうせ死ぬならここで、という人々も多いのでしょう。
いずれ莫大な報奨金がバイデンと民主党に舞い落りてくるでしょう。
近代戦であるミサイル戦争の姿を見ながら、台湾への侵攻は艦船も航空機も被害を伴うと思い始めているに違いありません。
ならどうするか、”台湾より先に尖閣が正解か”と思っているかもしれません。
それを裏付けているのが日本の「専守防衛」策です。
中国軍が尖閣に上陸し、駆けつけた海保の巡視船を攻撃して撃沈するか、空自の戦闘機を撃墜してパイロットを殺すか、周囲にいた地元の漁船を銃撃して漁民を殺すかするまで岸田首相も日本政府も何もしませんし、する気もありません。
専守防衛なのですから、そうなります。
つまりは先に誰でもいいから殺されろ、それから考える、というのが岸田政権の姿勢であり、専守防衛の正体です。
つまりは今の状況下では、日本の領土であり領海領空も持つ尖閣は、中国にとっては無傷で手に入る絶好の標的なのです。
いまこの時も中国軍が尖閣に上陸しないのが不思議です。
それを見て岸田はひと言、
「遺憾に思う、中国には厳しく抗議する」
これが日本政府と専守防衛の正体です。
これ以外の光景はありません。
岸田にも松野にも外相のリンにも、非常時に対応できる決断力も判断力も知恵もありません。
でも今日も岸田と松野は「専守防衛は堅持する」と言ってます。
これはバカなのか間抜けなのか売国なのか。
いざとなれば戦うぞ、ということを思わせる程度のことすら言えない首相と政権の、この情けなさ。
習近平が重い腰を上げて遠くを見ている。
どこを見ているのでしょうか。