表の悪と裏の悪
今回のロシアのウクライナ侵攻のA級戦犯はもちろんプーチンですが、彼に勝るとも劣らないのがバイデンです。
ロシア軍が侵攻する前からバイデンは戦争になるぞなるぞと連日記者会見で口にし、それどころか側近の報道官などはプーチンを煽るような言葉まで連日連夜口にし続け、ウクライナの米大使館員の引き揚げまでやりました。
バイデンのトドメの一撃はプーチンとの会談を問答無用で拒否したことでした。
対話を拒否し、平和の扉を自ら激しい音を立てて閉めてしまいました。
あれから今日までバイデンがウクライナの平和のために何をしたか、欧州の平和のために何をしたか、何もしていません。
それどころか、ウクライナに武器を送りプーチンを煽っただけです。
つまりは戦争しろ戦争しろと言わんばかりです。
ウクライナ侵攻の真の悪人はバイデンと民主党です。
バイデンは飽くことなくなおもウクライナに武器供与することを明言し、実戦部隊を周辺国に送ることまで言及しました。
でもプーチンと話し合おうとはしません。
バイデンは戦争、開戦気分です。
プーチンの精神状態がおかしいと一部の報道にありましたが、本当に狂っているのはバイデンでしょう。
国連のロシアへの無制限で戦略も無き制裁には、極めて大きな危険を感じます。
世界がこれほどバカだったとは思いませんでした。
世界はあらゆるものからロシアを追い出し、いまやプーチンとロシアは孤立化の道を突っ走っています。
すぐにヒステリー状態になるいまの世界。
あのLGBTやBLM、ANTIFAというアンチレイシズムや地球温暖化による再生可能エネルギー礼賛の風潮に似てきている気がします。
世界の全体主義化、ファッショ化です。
悪人ロシアにも誇りもあれば言い分も意地もあります。
このまま問答無用のロシア外しとロシアたたきが続けば、どうなるでしょうか。
厭戦気分になっている多くのロシア国民の中からさえ
「このまま座して祖国ロシアの崩壊を待つのか、世界と戦うべきだ」
という声が上がっても不思議はありません。
ロシアたたきも限度を越えれば逆効果なのです。
いまのロシアの姿は、米欧や蒋介石の中国からたたかれ貿易制限まで受けて孤立し、とうとう戦争に引きずり込まれた大日本帝国のかつての姿と全く同じです。
日本の野党もマスコミもそういうことは一切報じず、触れようともしません。
バカ丸出しの日本政府も同様です。
アメリカの背中ばかり見て今度はベラルーシにも制裁をと岸田首相は言及しました。
戦争が終わった時、その国に軍隊以外で真っ先にやって来るのは商人つまりビジネスの尖兵(せんぺい)たちです。
アメリカはむろんそれを考えながらやっている、これは断言できます。
だからアメリカは強いのです。
でも岸田政権はそこまで考えは及びません。
岸田首相にも林外相にも茂木幹事長にもそこまで頭と知恵はありません。
ウクライナ侵攻が片付けば、日本はまた米欧に二歩も三歩も遅れたあげくロシアからもベラルーシからも疎んじられ、バカにさえされるでしょう。
永遠につづく戦争はありません。
終ったときのことまで考えて利口な制裁をやり、陰では上手に立ち回る、こんな芸当は増税しかできない無能岸田首相には願ってもできないことです。
ウクライナは欧州の危機ですが、日本には岸田政権と言う危機が厳然と存在しています。
大国ロシアに負けないウクライナ。
日露戦争で超大国ロシアに勝った日本の今を彼らはどう見ているのでしょう。
気にもしていないかもしれません。
それほど日本の存在感は失われ続けています。