尖閣諸島の値打ちは海にあり
宗教と共産主義という水と油が一緒になって前面に出始めたテロと戦争の世界。
”話し合い”という空虚な言葉はとっくにどこかへ消えた。
これがどうも怪しい。
根が小心者の彼は開戦に自信がないのだ。
その理由は、人民解放軍の大規模正規戦への不安とその経験者もいない心細さではないか。
では戦力を増大したら侵攻するか、いや決断できない。
少数民族や香港とは違い、相手は日米欧や世界だ。
習近平も人間であり、一度不安を抱くと際限がない。
漢人は常に攻められる恐怖感を遺伝的に心の隅に持っている。
だから軍隊をどれだけ充実させてもさせても安心ができない。
それは攻める立場になっても同じだろう。
習近平は絶対的に勝てる状況にならねば台湾には侵攻しない。
ではそのときはいつか、待ってても向こうからは来ない。
ひょっとしたら中共はこの先6年経っても、相変わらず少数民族を弾圧し、空母を意味もなくシナ海に浮かべ、「台湾は中国の領土である」と叫びながら、日本と台湾の領空領海侵犯を繰り返しているだけという可能性は大きい。
では台湾統一のお題目と肥大化する正規軍と人民の声を前にして習近平はどうする。
おまけに米高官は6年と区切り、それもプレッシャーに加わった。
それを防ぐには手段は一つ。
尖閣強奪だ。
本土も中共の味方がゴロゴロしている。
彼らは明らかに中共のために働いている。
そして彼らは尖閣諸島の”値打ち”には絶対に言及しない。
それを言えば国民の(尖閣諸島を含む)島への見方が一変するからだ。
では尖閣も含めた島の値打ちとはなにか。
領土である島には、当然ながら領海と領空がついてくる。
この領海と領空こそが「島」の値打ちの中身だ。
特に領海の外には接続水域があり、そのまた外には排他的経済水域がある。
島から排他的経済水域の末端までの半径200カイリ(約370km)に及ぶ海の内側こそが日本国と日本人の”大財産”だ。
この広大な水域には日本国の施政権と権利が及び、海底資源も豊かな漁場も、日本に資源を運ぶ船の航路も、空をいく飛行機の空路もある。
尖閣諸島は”日本国の総力を挙げて守らねばならない大事な島”なのだ。
大小や有人・無人にかかわらず、島とはスゴイ値打ちのあるものであることを日本人は知るべきだ。
中共の味方は、そのまま日本国と日本人の敵である。
彼らは政治家や報道の仮面をかぶった”まぎれもない日本国と日本人の「敵」”である。