アラシノチハレ

戦後最悪の国難に入っている日本、表面上は静かですが、中は火事。

オレにも言わせろ  マルクス

         

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マルクスの悩み

   マルクスが続けて言う。      

 資本論の最初の上客は労農ロシアソビエト連邦ソ連)の最高指導者スターリンだった。
彼は処刑と粛清で同胞ロシア人を殺しまくったが、あれで世界の不満分子は共産主義を利用する便利さに気づいた。

共産革命を叫べば差別、強盗、強姦、殺人、拷問、処刑、粛清、何でも許される気になるのだ。
資本論共産主義あるいは革命は、血を好む連中の免罪符と言える。

 しかしスターリンは卒中であの世に逝き、寂しかった。
だがじきに台頭してきたのがソ連の支援を受けていた中華人民共和国毛沢東周恩来だ。

この二人はスターリン以上に血を好んだ。
文化大革命、いわゆる文革ではスターリンを超える恐怖政治と大殺戮・大粛清をやった。

スターリン毛沢東周恩来も同胞を大殺戮したのだ。
人類の歴史にも無かった異常な光景だが、これも共産主義であればこそだ。
共産主義とは何か、簡単に書けば「近親憎悪と殺人の免罪符」なのだよ。

 毛と周が亡くなるとやがて習近平がそのままなぞり、二人以上の恐怖政治を行っている。
でも掲げる共産主義はそのままで、やはり新しい政治理論はどこにも無い。

それは資本論にかぶれ、共産化し左翼化した日本の政治屋も新聞もテレビもみな同じだ。
元々がパクったイデオロギーで、自分で考えるほどの頭はない。
だからその後も世界からパクったものにあふれている。

最近でさえも反知性が流行れば反知性、新自由主義が流行れば新自由主義グローバリズムが流行ればグローバリズム、LGBTが流行ればLGBT、BLMならBLMという調子だ。
それを支えているのが資本論であり共産主義なのだ。

だが共産主義の実験はすでに終わっている。
そろそろ資本論を超え、共産主義に代わるものはないのか。
この先も百年二百年と同じ資本論を読み、共産主義を信奉していくのか。
正気ではない。

 わたしに言わせれば、わたしの資本論を読みあるいは教えられて共産主義者になり、プチ革命家を気取っている者たちこそ「正真正銘のバカ」だ。

日本で言えば共産党立憲民主党社民党朝日新聞毎日新聞東京新聞のような真っ赤な地方紙、NHK、民放各局、日教組自治労日弁連、医師会にも多いし、とにかく日本にはパクってできた「正真正銘のバカの赤い二本足」があふれている。

だがこれだけいても、資本論を超える作品が書ける者は一人もいない。
バカなのか、読んで絶賛して終わる、やはりバカなのだ。
みな勉強はできても創造力や応用力はない。
朝日新聞なんぞその代表格だ。

 だから日本共産党もあれ以上は伸びない。
護憲だ平和だやさしい政治だと必死で強弁しても、誰も共産党には票を入れない。
だからずっと立ち止まったままだ。

でもそれでは下から不審がられるのか、最近は政権を欲しがり始めた。
だが国も国民も守らず、領土も守る気が無く、政治力はゼロで、経済問題は埒外で、外交は全くの無能で、歴史も皇室も否定する共産党を政権につかせるほど日本人はバカではない。

 普通に生きる普通の人間が多い利口な国は繁栄に波はあっても永遠に続く。
一方で共産主義にかぶれた人間が多い国は荒れて荒(すさ)み、やがて同胞同士で殺し合い、隙を突かれて国も社会も滅ぶ。

 日本共産党はもうあのままだ。
志位委員長以下の顔ぶれを見てみよ、マルクスを超えられそうな顔があるか?
一瞥しただけで分かるだろ?(笑)

わたしが書いてはなんだが、資本論共産主義なんてのはロクなもんじゃない。
遊ぶにはいいが、実用にはまったく向かない。

わたしも死んでそれが分かった。
わたしの代筆をやったエンゲルスも同じ思いだ。
生きているときは分からなかったが、死んでそのバカバカしさがわかった。
今じゃ恥ずかしくて神の横も通れない。

資本論は素晴らしい? バカかアンタ シネー !

 

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新資本主義の誕生を期待したい、時間は問わない。