アラシノチハレ

戦後最悪の国難に入っている日本、表面上は静かですが、中は火事。

ロシアは戦争犯罪国家、というプロパガンダ

 

 3月にウクライナの町ブチャでウクライナ人8人の死体が見つかりました。

これについてニューヨークタイムズ(以下NYT)は目撃証言と手に入れた動画からロシア軍に処刑された民間人だと断定しました。
またCNNは同記事を引用して戦争犯罪の可能性があると報じました。

NYTのこの記事は、ロシア軍の戦争犯罪の一例として、その後もしばしばメディアに登場しています。

しかし8人は数日前まで地元の民兵だったそうで、ならば戦争犯罪ではないはずです。
NYTもCNNもロシアを戦争犯罪国家にしたい意図が透けて見えるようです。

  では逆にウクライナ軍は戦争犯罪は犯していないのでしょうか。
負傷しているロシア兵を「この野郎」と射殺することも、「コイツら家族の仇だ」と殺すこともあり得ます。
戦時であり、ウクライナ人も天使じゃないはずです。

 ウクライナ人へのレイプや拷問そして処刑は各地で起こっていますが、しかしその中には親ロシア人やウクライナに反感を持っている人も当然います。

こういう人々をロシア軍が殺すとも思えず、ウクライナ兵がやってロシア軍のせいにしている可能性は否定できません。

ではなぜ米欧や日本のマスコミは”ウクライナは被害者、ロシアは戦争犯罪国家”と思わせる報道を続けるのでしょうか。
ロシアが侵攻したから、だけではないでしょう。

  明らかにバイデン民主党のロシアたたきに呼応したものだと想像できます。
これは日本国内のマスコミも同様です。

その裏付けは一昨年のアメリカ大統領選において、バイデンを大統領にするために民主党とマスコミがグルになってやった組織的大不正選挙です。

彼らは一丸となってバイデンと民主党のために組織的不正選挙を隠蔽し、トランプをたたきまくりました。
それに日本のマスコミも同調してバイデンを持ち上げ、トランプを貶め続けました。

ウソもみんなでつけば通用する、そのまんまでした。
なぜか、その理由はともに「リベラル」であるということです。

ロシア戦争犯罪説は、まさしくあの大統領選におけるバイデン民主党と日米のリベラルメディアの”おぞましき光景”を想起させてくれます。

ウクライナは確かに被害者です。
しかしその民兵組織は東部でロシア系住民やロシア語話者への弾圧を繰り返し、殺人もやってきました。

そしてウクライナ穀物生産国でありながら大工業国でもあり、あのアゾフスタリ製鉄所はその象徴です。

だからこそ開戦初頭から情報もドローンも銃器も火砲も民兵でさえ使いこなし、米欧から集まってくる新式兵器も短時間で習熟していきます。

日本人には到底できない芸当ですが、ウクライナ人はさっさとやってしまいます。
そしてウクライナは武器の闇市が横行する一大マーケットでもあります。

こんなウクライナです。
やってるでしょう、戦争犯罪を。

でもロシア軍をたたけば、台湾侵攻を企図する中国へのけん制になる、という意見はその通りだと思います。
しかしそれをダシにするのは本末転倒です。

今や世界は思考停止状態です。
誰かが言い出して世界の流れになれば、自国の歴史も伝統も文化も否定して、すぐにそれに飛び乗る。
危険極まります。

温暖化防止、再生可能エネルギー、脱炭素、自然保護、動物保護、LGBT、BLM、みなそうであり、奥ではつながって一本になっています。
そこに群れている奴らの今の標的がロシアなのでしょう。
新聞・テレビは絶対に報じませんが。

単純なロシア悪人論、同様のウクライナ同情論は、慎重になるべきではと思えます。